PMM Night #1 に参加したまとめ

この記事は2019年12月10日のPMM Night #1個人的なまとめ記事になります。PMMの概要についてはSmartHR社のPMM、重松さんがアップロードしている資料の方が正確かつわかりやすいかと思います。

目次

  1. PMMについての概要と誕生した背景
  2. 各社のPMMについて
  3. 質疑応答のまとめ
  4. 感想

1. PMMについての概要と誕生した背景

概要

  • プロダクトをマーケットに投入し、その成功全体に責任を持つ

具体的にやること

  • ローンチ前
    • ポジショニングとメッセージングの確立
    • 顧客からのフィードバック収集
    • プロダクトをマーケットに投入する戦略立案(カスタマーサクセスなどのスキーム含め)
  • ローンチ後
    • セールスイネーブルメントに取り組む
    • 需要や定着率にも責任を持つ
    • プロダクトの成功に責任を持つ

※なお、既存プロダクトの新規機能でもPMMは存在するため、新規事業に限定する話ではない

PMMが誕生した背景

結論

PdMの限界を払拭するためにPMMが登場

どういうことか

  • PdM(プロダクトマネージャー)はプロダクトマネジメントトライアングルに基づき行動する。しかしながら、その担当領域は膨大でPdM単体ですべての領域に責任を持って行動するのは難しいという課題があった。(PdMの業務についてこちらの記事が参考になるかと思います。)

プロダクトマネジメントトライアングル

https://productlogic.org/2014/06/22/the-product-management-triangle/
  • 特にSaaSの場合は複雑性が高く、PdMが業務を完遂する難易度は極めて高い。
  • そこでプロダクトマネジメントトライアングルの業務をPdMと分担する役割としてPMMが誕生した。

PdMとPMMのそれぞれが受け持つ担当領域

PdMの担当範囲

プロダクトマネジメントトライアングルにおけるDevelopersにおいて責任をもつ。エンジニア、デザイナー、カスタマーサポートと密に関わり合い、プロダクトを成功に導く。

PMMの担当範囲

プロダクトマネジメントトライアングルにおけるThe Businessにおいて責任をもつ。カスタマーサクセス、セールス、マーケティングと密に関わり合い、プロダクトを成功に導く

まとめるとこんな感じ

引用元:https://note.com/shige/n/n609d01e01aa7

2. 各社のPMMのミッションについて

クラウドサイン

  • 新機能、新プロダクトのリリーススケジュールの管理と社内共有
  • 外部発信の方針や戦略の意思決定
  • マーケティング〜CSまでのクオリティコントロール

freee

  • プロダクトの価値を社内外に広める、浸透させる
  • 販売戦略を立案
  • セミナー登壇
  • 資料作成
  • ビジネスサイドとの連携
  • 新規プロダクトや新機能のGo-To-Market策定
  • 注力製品などの販売、浸透促進
  • プロダクトフィードバックの仕組みをつくる

SmartHR

  • 新プロダクト、機能の立案
  • プロダクト売上計画、プライシングの責任を持つ
  • 販売に向けたスケジュールを管理し、情報を発信する
  • PdMとともにユーザー要望を管理し、情報を発信する
  • 販促施策を立案、推進する

PMMあるあるで話してたこと

苦労話

  • 社内向けのタスク(インナーマーケティング)が重い
  • セールスやCSへの勉強会が、たくさん続くのでつらい

3. 質疑応答のまとめ

  • Q: プロダクトマネジメントトライアングルにおいて、PMMがビジネス、PdMがDevに軸足を定めるならばユーザーに軸足を向けるのは?
    • A:全員がユーザーファーストで動くというのが前提。ビジネス側でユーザーさんに価値を届けられるならPMMが動くし、開発側で届けられるならPdMが動くだけの話
  • Q:PMMはどこの所属にするべき?
    • A: 独立。ゼロイチであっても、ジュウヒャクであっても独立させるべき。
  • Q:PMMとして追ってるKPIはありますか?
    • A:ない
  • Q:PMMの面白さ、醍醐味を教えてください
    • A1:社内のスキームを作れるところ。アプローチ手法なども決めれるところ。
    • A2:自分のスキルとキャリアをレバレッジできるところ。見る範囲が多いから。
    • A3:社内の潤滑油としてうまくいった瞬間を感じた時。社内課題を解決した瞬間。
    • A4:既存のプロダクトではお客さんのニーズを満たせなかったところで、新規開発に繋げられるところ→「本当のカスタマーサクセスだ」と感じられるところ
    • A5:ルーティーンワークがないところ

4. 感想

以下個人的な感想です。

  • THE MODELにおいて挙げられている組織体制で、よく陥りがちな「各部署が設定するよくないKPI」をカバーしつつ、売上に責任を持つ人なのかなと感じた。
    • セールスが商談数をKPIに設定してホットリードではない人に対して動いて空回ったり、マーケがリード数をKPIに設定してSMB向けに広告チューニング→CPAは落とせるがLTVは上がらない、などを防ぐ役割かなと。
  • PdMよりもさらに経営サイドを見れる人ではないと務まらないなと感じた。
  • 「インナーマーケティングが得意じゃないと務まらない」と、 freeeのPMMの方がおっしゃていたのがなるほどなーという感じだった。
    • Scaling the Revenue Engineで書かれていることを部門間に浸透させることもPMMの仕事なのかもなと。
      • 1つのKPIを2つ以上の組織が共有する、2つ以上の組織が1つのプロセスを並走する。

最後に

参加券を譲ってくださった上司に感謝します。